映画感想文『パーフェクトブルー』(ネタバレなし) 現実と妄想が交差する恐怖
こんにちは!
今回は映画『パーフェクトブルー』の感想を書いていきます。
Netflixで何回もサムネを見かけて気になってました!
あらすじを見ただけだとサスペンスとかミステリーなのかな?って思ってたんですけど、実際に見てみるとまあこれが中々狂ってる映画でした...
今敏監督のデビュー作。
1997年のアニメなのでアニメーションは今ほど綺麗とは言えないのですが、それがまた良い味を出していてさらに恐怖心を煽っていたと思います。

あらすじ
人気絶頂のアイドルグループを突如脱退し女優への転身をはかった霧越未麻。ところが、彼女の思惑とは裏腹に過激なグラビアやTVドラマへの仕事が舞い込んでくる。周囲の急激な変化に困惑する未麻。そんな折り、彼女の仕事の関係者が犠牲者となった殺人事件が多発する。そして、ファンからは「裏切り者」のメッセージが。追い詰められた彼女の前に今度は“もうひとりの未麻”が現れる。自分は狂ってしまったのか?これは夢なのだろうか?連続殺人犯は自分なのか?次第に現実と虚構の区別がつかなくなっていく未麻。果たして彼女の見た“もう一人の自分”の正体とは一体…。
予告編
映画情報
タイトル:『パーフェクトブルー』
監督:今敏
出演:岩男潤子、松本梨香、辻親八、大倉正章、古川恵実子、新山志保、秋元羊介
公開日:1998年2月28日
上映時間:81分
配給:レックスエンタテインメント
感想
よくある芸能界の物語ではなかった
人気絶頂のアイドルグループ「CHAM!」のメンバーとしてアイドル活動を行なっていた未麻がグループを脱退して女優に転身することを宣言するところから物語は始まります。セリフは一言だけの役だったりと、決して順風満帆とは言えない女優人生のスタートでやっぱり芸能界は厳しいなぁ〜くらいに見ていたんだけど、所々怪しい男が出てきたりなんか不穏な空気が流れていてなんか気持ち悪く感じていたんですよね。
レイプシーンやヘアヌードの撮影など、どんどん過激路線になっていくのも妙にリアルに感じた。本来自分がやりたいこととはかけ離れているけど売れるためにはしょうがないと割り切ってやるところは正直辛かった。
現実の芸能界でも起こっていることなんでしょうね。もちろんやりたくてやってる人もいると思いますけどね。
芸能界怖い....
1997年の作品だけどネットと現実の関係を既に描いていて驚いた。ファンが描いている理想の未麻になってくれないと暴走する感じがすごいリアルだった。
本当の自分が分からなくなる「恐怖」
「現実」「ドラマの撮影」「未麻の妄想」
今流れているシーンが何なのか観ているこちらも分からなくなっていき、すごい不思議で奇妙な体験で怖かった。
これはドラマの撮影なのか妄想なのか、本当に分からなくなる時が何度もありました。そう思わせる編集と演出がすごかった。
未麻だけじゃなく鑑賞しているこちらも何が本当なのか混乱して狂っていく恐怖。今まで味わったことない感覚でした。
ラストシーンはすごいゾクっとした。結末は色々と解釈できて面白い。
今敏監督のデビュー作ってセンスやばすぎでしょ。。
まとめ
トラウマになってしまうくらいの恐怖や気味悪さがあったけど、ぜひ観てほしい。
ただのサイコスリラーではないあの独特な世界観、恐怖心を煽る演出は素晴らしかったです。すごい評価が高い理由が分かりました。
めっちゃ好きな作品になりました〜!
みなさん観る時は心身ともに元気な時に!!